新規の申込ではスイカにキャッシング機能なし!何故無くなったのか
JR東日本で通勤していたり、良く利用したりする人が大概持っているのがSUICA(スイカ)というカードで現在では他のJRや私鉄とも相互に利用できるようになって便利ですが、このカード自体は予めチャージしたお金の範囲内で電車に乗ったり買い物をするだけです。しかしJR東日本にはこのスイカにクレジットカード機能を持たせたビューカードというものがあり、以前はこのクレジットカード機能のキャッシング枠を利用してキャッシングもできました。
現在はキャッシング機能は付かない
以前はこのビューカードを申込もうとするとキャッシングを利用するかしないか選択することが出来たのですが、現在このビューカードの申込みをしてもキャッシング機能は利用できません。2009年にJR東日本はキャッシングサービスの申込みを停止してしまったためです。このためビューカードの場合それ以前に申込みをした人はキャッシングが利用できるのですが、それ以後の申し込み分からはキャッシングが利用できない事になっています。
キャッシングの申込みを何故停止したのか
クレジットカードのキャッシングは一般的に言って金利がカードローンよりも高めの設定ですので、常時利用するような人には向きませんが、緊急な場合には便利なものです。しかし適正に利用している人には良いのですが、これが原因で多重債務に陥るような場合も有り、貸金業法を改正してキャッシングの規制強化がされることになりました。もともとクレジットカード会社でもないJR東日本がそれに対応するのも限界が有ったため停止したと考えられます。
キャッシングはカードローンがお勧め
それは残念だと思う人もいるかと思いますが、前記の様に元々クレジットカードでキャッシングを行うのは、金利的に考えてあまりお得とは言えません。もしキャッシングで利用したいのであれば、ビューカード以外のクレジットカードを持っているにしても、やはりカードローンなどのもっと金利の有利なものを利用するのが基本です。申込みが面倒なのかもしれませんが、長い期間では馬鹿にならない金額の利息を余分に支払うことになるのです。
他地域の場合
JR東日本のスイカのビューカードのキャッシングの場合はここで紹介した通りですが、その他の地域のカードはどうなっているでしょう。まず自分の利用できるJR発行のカードを調べてみてください。クレジットカード機能を持っているカードはあるのか、有る場合にはキャッシング機能の扱いはどうなっているかなどを見てみましょう。交通機関を利用していて、これからクレジットカードを作ろうと言う場合にはそれらのカードを申込んでみてはいかがでしょうか。
何枚も持つ必要は無い
現在ビューカードではない単なるスイカを利用している人は非常にたくさんいると思います。その人たちがこのビューカードの話を聞けば、では私もビューカードにしようかと考えるかもしれませんが、多くの場合には既にクレジットカードを持っていると考えられますので、特にJRの利用頻度が高いというような人以外は、さらにビューカードを作ってクレジットカードを使い分ける必要性はあまりありません。ポイントなどが分散してしまってかえって利用しにくくなる可能性も有ります。