発行会社でキャッシング金利が違う!?クレジットカードの不思議
クレジットカードは信販会社だけでなく、非常に多くの業種から発行されるようになりました。1枚1枚のカードにはそれぞれの個性あるポイントの貯まり方や特典の使い方が設定され、多くの場所でショッピングにもキャッシングにも利用できる身近なカードにもなりました。
発行する会社が違うと、キャッシングの金利には差が出るのでしょうか。一部の例外はあるとして、大きく2つに分けることができます。それは銀行などの金融機関が発行するカードと、それ以外の信販会社や消費者金融、大手企業のグループ会社(形式上は消費者金融と同じ貸金業者)が発行するカードで金利差がある、ということです。
カードローンなど、キャッシングのためのローンのうち、100万円未満での金利を見てみると、消費者金融などの貸金業者は17~20%前後(10万円までは20%以下、10万円以上で18%以下)としているところが非常に多く、銀行等の金融機関は14%台のところが一般的です。キャッシングローンで3~6%程度の開きがあることになりますね。
これはクレジットカードでのキャッシングにもそのまま影響を与えています。よく考えれば、カードローンとクレジットカードに大きな金利差をつけてしまうと同じ会社からのキャッシングサービスに大きな違いが生まれることになってしまいます。これを踏まえて、各社がクレジットカードのキャッシング金利もカードローンに準じた金利上限に設定していることが理解できます。
最初に書いた、様々な個性と自分のライフスタイルに合ったカード選びは非常に大切です。キャッシング金利にはかような差がありますが、その他の項目も十分に検討して、一番お得に使えるものを選ぶようにしましょう。