クレジットカードをスキミングから守り、キャッシング被害を防ぐ方法
キャッシュカードやクレジットカードの磁気読み取りという仕組みを悪用され、キャッシングの被害に遭うことがあります。この磁気読み取りをスキミングといい、カード自体を盗まなくても情報だけを抜き出し、偽造カードを作ってキャッシングを行うというのが手口です。
バッグや財布に入れているカードをその入れ物越しに特殊な機械でスキミングする方法。ゴルフ場などのロッカーに小型カメラを設置して、利用客が暗証番号を入力しているところを盗撮。ロッカーの扉をその番号で開けて、カード情報だけスキミングして、現金などには手をつけない方法。店舗に設置されている決済用の機械に特殊な機械を取り付け、カード利用客の情報を盗みとる方法など、手口も数種類存在しています。
では、それに対し我々ができる対策はないのか。ひとつは磁気を遮断するカードケースなどで保管し、バッグや財布越しのスキミングを防ぐ方法があります。防犯グッズとしていろいろなものが販売されていますので、より信頼性の高いものを探してみるのはいかがでしょうか。
暗証番号を盗撮されるのを防ぐために、テンキーを入力しない手で覆い隠して見えないようにすることや、手の動きで判別されないように空打ち(入力したフリ)で実際の入力がどれだかわからなくする方法など、自分の動作を読み取られない防御策もあります。
お店で決済するときの機械にとりつけられたスキミングに対しては、その機械本来の形などを把握していなければ対策は難しいでしょう。これに関しては自分がどうこうではなく、決済機の方に対策を練ってもらうしか今のところは防御策はないでしょう。
明らかに今日は使わないという外出時には家で保管して持ち歩かないという方法もありますが、いつ何時、急な出費があるかもわからないので、そんなときに困らない程度の管理をする、というのも対策のひとつでしょう。
キャッシング被害を防ぐために、クレジットカードのキャッシング枠をゼロにしている方もいます。例えばカードローンなど、他のキャッシングを利用しているのであれば、不要なクレジットカードのキャッシング枠は消しておくのが理想的です。
自分のカードは自分で守る。それができる範囲内では、是非実践したいものです。「自分は大丈夫。」という考えで、みんな被害に遭っているんだということも忘れずにいたいですね。