家計簿をきちんとつけている人がキャッシングで失敗しないのはなぜ?

本屋さんや文具屋さんにいくと様々な家計簿が売られています。機能的で、デザインもよく、思わずまいにち付けたくなってしまうような家計簿たちです。さて、皆さんはどんな形でも構いませんが、家計簿を付けておられますか?実は家計簿を付けるということはお金に関するトラブルを避ける上でとても大切な習慣のひとつなのです。以下、なぜそういえるのか分析してみましょう。

お金のトラブル、というとなんといっても思い浮かぶのが借金絡みの失敗です。最近では、カードローン破産とか、多重債務者といった言葉をよく聞きますが、こうしたお金で失敗する人たちのほとんど、あるいは全ての人たちが家計簿なんてつけたこともないようなひとたちです。逆にいえば、家計簿をきちんと付けているひとたちで破産したり、多重債務者になったりするひとはまずいないでしょう。

なぜなら、借金絡みでトラブルを抱える人たちにはひとつの特徴があります。それはお金の管理が「どんぶり勘定」ということです。借りるときには返済計画を立てません。「なんとか返せるだろう」と考えますし、繰り返し借りているうちに自分がいったいどのくらい借りているのかもわからなくなります。「だいたいこのくらいだろう」という感じで片付けてしまうのです。

逆に、家計簿をつけるということは、お金の出入りをすべて可視化する、ということです。可視化すれば、お金の使い方に敏感になります。いま自分の手元にどのくらいのお金があって、どのくらいの借入なら返済可能か、あるいはそもそも借り入れをすべきなのか、それとも借り入れをせずに出費を減らすことで解決できるのか、という発想で考えるのです。

そういうわけで家計簿をつけている人はキャッシングで失敗することはまずありません。いま借り入れをしていてもしていなくても、この家計簿をつける習慣、いますぐはじめてみてはいかがでしょうか?

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