審査は厳しい?銀行のキャッシングローンを利用するための留意点
銀行が個人向けキャッシングローンに積極的に乗り出し、多彩なローンを展開するようになって既に数年が経ちました。多くの方には銀行もローン内容によっては審査が厳しいわけではない、と気づかれているでしょう。しかし、まだまだ自分は銀行から借り入れできないんじゃないか?と諦めている方も少なくありません。
・1つの銀行が取り扱うカードローン、フリーローンの数と利用条件
最初に書いたように、銀行は今、多彩なローン展開をしています。カードローンやフリーローンだけで見ても、3種類、4種類と用意しているところもあり、その数が多い分だけ専業主婦やパート・アルバイトの方も利用できるものから勤続年数や年収にこだわったものまで幅広い選択ができるようになっているのが現状です。
・大切なのは「保証会社との取引き歴」と「信用に足る人物と評価される」こと
銀行のローン説明書を見ると、利用条件の中に見覚えのある信販会社やサラ金の名前が書いてあります。これらの会社がローンの保証会社になってくれることで、銀行側は個人に対しても積極的に融資をしてくれるようになった、と言えます。そうなると、当然保証会社としての審査も受けることになり、過去に保証会社と直接トラブルを起こしていないかが重要な審査内容になります。保証会社A社からの借金を破産や任意整理で解決したというようなことがあれば、それが信用情報に記載されていなくても、社内情報としてブラック扱いになっている可能性は否定できません。
また、銀行・保証会社両者が利用する信用情報が優良であることも厳しいと言われる審査を緩くする要因のひとつです。複数他社から借り入れをしているけれど、一度も延滞情報などが載せられていないとなれば、それがかえって信用できる人物として評価されることもあるわけです。もっとも、利用金額と収入とのバランスが崩れている状況ではそれ以前の問題になってしまいますが、収入の中で返済に問題なしと思われるには、実際のバランスと過去の取引き実績が重要であることは間違いありません。
間口を広くして、多くの方が利用できるようになっている銀行のキャッシング。その審査に必要なのは、自分なりの安定した収入で、それに見合ったローン選びをすることと、審査に影響を与えるような悪い取引きをしないことです。思わぬところで「しまった!あのときの!」ということにならないように、契約・規約はしっかり守った利用を心がけましょう。